偏食でワガママで一言多く可愛げがない女が入社してきた。上司に連れていったもらった店で「まあまあですね。食べられなくはないですけど、私の地元の野菜に比べたら…」、ホルモンづくしコースの宴会の席で「私ホルモンって苦手なんですよね。別に注文していいですか?」と上ロースやら上カルビを単品で頼みはじめる始末…
偏食でワガママで一言多く可愛げがないので、絶対に奢ってもらえない『気の毒な女』の話
ちょっに前に職場に入ってきた新人のAさんは自然豊かな田舎生まれの田舎育ち。
今、働いているのは都会。田舎ではAさんの技能を生かせる場所がなく
都会に出てきたそうだが、「こっちの食べ物はおいしくない」が口ぐせ。
実家で作っている野菜やお米が最高で、それらを送ってもらって自炊しているそうだ。
肉や魚はそうはいかないが、「その辺のスーパー」で売っているようなものは
マズくて耐えられないから割高な肉屋や魚屋で買っているらしい。
Aさんが入社した日、直属の上司はAさんに気を遣って、ちょっと良い
和食の店へランチへ連れていった。もちろん上司の奢り。
そこでAさんは↑の話をした。上司は「ここは産地のしっかりした食材を使っているし
しょっちゅうは来られないけど夜もうまいんだよ」とか、答えたそうだ。
そして運ばれてきたランチを一口食べたAさん、
「まあまあですね。食べられなくはないですけど○○(Aさん地元)の野菜に比べたら…」
上司はそこでかなりイラっとしたが初日だし
田舎の子だからはっきりしてるのかなとか色々考えて(そんなわけない)我慢したそうだ。
Aさんは戻ってきて「奢ってもらえるならあんなこと言わなければ良かった」
と、一応反省したようだった。
「奢るから一緒にランチ行こう」って声かけられてたはずなのだが。
別の日、Bさんという人が退職して地元に帰るので送別会を行うことになった。
Bさんたっての希望で職場の近くの焼肉屋へ。
「帰ってしまったら、もうしばらくはこんなに美味しいホルモンを
食べられることはないと思う」ってくらい
Bさんはそこのホルモンが大好きだった。
気をきかせた別の同僚がホルモンづくしコースを予約してくれていて、
Bさんは大喜び。
しかし参加したAさんは「私ホルモンって苦手なんですよね。別に注文していいですか?」
と上ロースやら上カルビを単品で頼みはじめた。
事前にホルモンづくしコースであることは通達してる。なんで来たんだ。
※Aさんの入社はBさんの退職と関連したものではない。Bさんの仕事は他の人が引き継ぎ済み。
上司が「いいけど今日はBさんが主役だから、Aさんが食べた分はAさんが払ってよ」
と言うと、Aさんは「多めに会費払ったじゃないですか」。
それは全員の食事代(Bさんの食事代含む)を、Bさんを除いて割った額だ。
険悪な空気になりそうだったので、別の同僚が
「コースじゃ足りないから皆で食べようよ!」と気をきかせて
Aさんが注文したロースやカルビを分け合って食べた。
そして「皆で食べたから」とオーバー分を割り勘にした。
もちろん割り勘分はAさんにも払わせた。
Bさんの送別会があってから、職場でAさんを食事に誘う人はいない。
どこの職場もそうだと思うけど、仲良い人どうしだと、
いろんな店へ食事へ行っている。昼だけでなく、時には夜も。
でもAさんは誘われない。
Aさんはまだ試用期間だから給料が低くて生活が苦しいんだそうだ。
奢ってもらう前提なのか!?といったら「自分は慣れない新人だから面倒を見るべき」だって。
「自分が美食なのを知っていていい店に誘ってくれないのもおかしい」と不満言ってるけど
誰だって自分の気に入ってる店で「まあまあですね」とか
得意顔で評価されるのは嫌なんだよ。しかも奢り前提とかありえない。
その愚痴をきいて、↑を指摘した人もいたけど
「ダメなものをダメって言って何が悪いんですか?」
と、Aさんが引かないから
「君のそういうところが皆ダメだから誘わないんだと思うよ。同じだよ」
と絶妙な返しをされて、ぐぬぬってなってた。
私もAさんの住んでたところよりはるかに田舎の出身だから都会の物価の高さ
(良いモノはより高価、安いモノは安いなりの理由がある)に最初は戸惑ったし
関東と関西の味付けの違いも、かなり困った。今はだいぶ慣れてきたし
慣れないものについてはさりげなくかわす術も覚えた。
試用期間であることも含めて、Aさんもどれか一つだけでも諦めれば
もっとずっと楽に生きられるのに、残念な人だ。
引用元: 何を書いても構いませんので@生活板 11