一般に友達が多いことはよいことだとされています。
人脈が豊かで、交友関係が広い人は羨ましく思われ、評価される傾向にあります。
しかし「友達多い自慢」「友達多いアピール」は、正直ウザイですよね。
でも「友達多い自慢」をする人は、実はかわいそうな人なのです。自慢は嫌われるということは、周知の事実なのにそれにも関わらず自慢してしまうのですから…
人はなぜ友達が多い事を自慢してしまうのか?
友達が多い事を自慢する人はなぜ「かわいそうな人」なのか?
その心理と理由を探究していきます。
この記事の目次
友達が多いことが自慢になる理由
まず友達が多い事が自慢になる理由です。
友達が多いことを自慢している人をみていると、友達の数をステータスと感じているようです。なぜそれがステータスとなると考えるのか、理由を探っていきましょう。
本能的な理由
人間は社会的動物です。
人間は原始の時代から集団をつくり何百年も生き抜いてきました。そのためには自分を認めてくれ、支持してくれる仲間(集団)を持ちたいと思う気持ちが本能的に強いのです。現代の社会でも、人脈が広いほうが知見が広がり、成功につながると考えられることが多いため、友達が多いことを自慢する人は、「自分は仲間が多い=自分は優れた人間である」と周囲にアピールしたいのです。
自己顕示欲を満たすことができるから
友達が多いということは、自分に好意を持ち、理解してくれ、支持・同調してくれる人が多いということを意味します。他人からの好意・理解・支持・同調は、自己評価を高める(自己高揚欲求)働きがあり、それを周囲にアピールすることで、自己顕示欲を満たすことができるのです。つまり「友達が多い=自己顕示の根拠となる」のです。
友達が多い事を自慢する人がかわいそうな理由
実は孤独で親友がいない
友達が多いことを自慢する人は、数の多さを誇示し優越感に浸りたいだけのため、その中身は怪しいものです。
友達の数と親友度は反比例します。
友達が多いことを自慢する人は「親友」がいない人が多いです。
その理由は簡単で、人は自慢をする人が嫌いだからです。
不安感が強く、自己顕示欲が強い
友達の数の自慢をする人は自己顕示欲が強い人が多いです。
過大な自己顕示は、実は不安のあらわれで、「自己顕示欲が強い=不安感が強い」といえます。
SNSで友達の数を自慢する人について
ツイッターやフェイスブックなどのSNSにおける友達の数や「いいね!」の数、フォロワー数を、自慢する人もいます。
これも、自己顕示欲を満たしたいためだと言えるでしょう。
SNSは注目されるようなことをするだけで、自己顕示欲求を満たしてくれる手軽なツールです。手軽に利用できるため、自己顕示欲が強い人はどっぷりとハマってしまうことになります。
SNSは自己顕示欲が強すぎる人がハマると危険
自己顕示欲が強い人が、SNSにハマりすぎてしまうと、SNSに投稿して注目されたいだけの理由で、行きたくもない場所に行き、食べたくもない物を食べ、時には犯罪まがいのことをしたりしてしまうようになります。
数年前、バイト先の冷蔵庫に入ったり、アイスの上に寝そべったりしてSNSで炎上騒ぎを起こし、社会的にも問題になった若者たちが、その典型例と言えるでしょう。
SNSで友達の数を自慢をする人の現実
大量に友達申請やフォローをしている人達は、リアルではあまり友達はいないといわれます。恋人もいなかったり、独身だったりすることも多いようです。また、Facebookの使用頻度が多い人は、使用しない人に比べて孤独を感じているという統計があるそうです。Facebookでたくさんの人と繋がろうとする人は、性格的に落ち込みやすいという特徴が見られるという研究結果もあります。
まとめ
いかがでしたか?
友達の数を自慢する人は実はちょっとかわいそうな人だと思いませんでしたか?
友達が多いに越したことはありませんが、本当に友達が多い人はそもそも「友達が多いアピール」をして友達の数を自慢したりしないものなのです。