この生物の名前は「アトレトチョアナ・エイセルティ(Atretochoana eiselti)」
ヘビではなく、両生類 無足目のアシナシイモリと呼ばれる種類に分類されます。
大きさは70センチから80センチ。
大変立派な大きさです。
アトレトチョアナ・エイセルティの生態
アトレトチョアナ・エイセルティは1968年にブラジルのアマゾン川で発見された水生のイモリです。
この生物、形も変わっていますが、生態も非常に変わっています。
まず、四肢(しし)が退化していて足がありません。
移動手段は伸びたり縮んだり…。
この衝撃的なビジュアルで、その動きはちょっとやめて欲しいなと心底思いますが、足がないんだから仕方がないのです。
そして鼻と肺がありません。どうやって呼吸しているのかというと、皮膚から毛細血管に酸素を送って呼吸しているのです。
また目も退化していて、モノを見ることはできないようです。
どのようにしてエサをとっているのか、非常に不思議なのですが、呼吸をするための鼻孔(鼻の穴)こそ無いものの嗅覚自体は機能しているようで、その嗅覚をつかい、エサである小魚や水生昆虫を捕えているようですが、詳しいことは分かっていません。
アトレトチョアナ・エイセルティの写真集
まとめ
手足が無く、目・鼻・肺も無い。
こんな不思議な生き物がいるなんて地球はやっぱり広いんですね。
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